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◆ 自然に囲まれてゆっくりとした時間をすごしたい・・・そんなぜいたくなことが身近で楽しめます。自分のライフスタイルに合わせ、自然とふれあったり、山菜取りをしたり、釣りをしたりし、夜には郷土料理を楽しむことが出来ます。普段の忙しさを忘れ、雄大な自然時間を楽しんでみてはいかがですか?そんなことを体験させてくれる民宿が、昨年12月6日、兵庫県出石郡但東町奥藤に「農家民宿善」がオープンしました。1911年に建てられた農家を利用した民宿です。屋根は改築されていますが、中は殆どそのままです。玄関先で、清流を受けて水車が回り、どこか懐かしい、昔ながらのたたずまいを残す築90年の農家が民宿として息を吹き返しました。
オーナーの佐古善次郎(53)さんは、但馬ちりめんの職人でしたが、不況と、民宿経営へのあこがれから廃業を決意。いわゆる構造改革特区の活用で、但東町を含む但馬一市十町が昨年4月に農地での民宿営業を認めた「グリーンツーリズム特区」認定を受けました。特区認定によって、民宿の消防設備は簡素化されましたが、建築基準法の壁が立ちはだかり、3階まですべて客室に充てる計画では、天井や壁に不燃性素材を使う必要が生じ、改築に二、三千万円もかかり、レトロな雰囲気も失われてしまう欠点もありました。結局、客室を一階だけにとどめ、床面積を200平方メートル未満に抑えることで規制をクリアしました。ご予約・お問い合わせは、
668-0343
兵庫県出石郡但東町奥藤809-1 TEL
0796−56−1801
里帰りに来たつもりで、是非お越し下さい。四季折々の表情が豊かな但馬の郷「奥藤」、山の恵と源流の食材を使った郷土料理を提供してくれます。昔ながらの「味」と「心」を大切にしたいと努力しております。
◆ 「グリーン・ツーリズム」。欧米に比べまだまだ一般的にはなじみ薄い言葉ですが、簡単に言うと「農山漁村などに長く滞在し、農林漁業体験やその地域の自然や文化に触れ、地元の人々との交流を楽しむ旅」ということになります。長期バカンスを楽しむことの多いヨーロッパ諸国で普及した旅のスタイルで、「新しい旅のカタチ」として関心を集めています。ひとつの場所に長く滞在し、様々な田舎暮らし体験をする。当然、単なる観光旅行とは異なり、手に入れる感動もより深く、大きなものになるのがグリーン・ツーリズムの大きな魅力です。
正式名称は「農林漁業体験民宿」といい、豊かな自然環境を守りながら、訪れた人々に、様々な農林漁業作業の機会を提供することによって、物を造り育てていくことの大切さや収穫の喜びをなどを、実際に味わってもらいます。体験民宿は、いわばグリーン・ツーリズムの拠点であり、利用者にとって第二の故郷なのです。
体験民宿で用意されている体験メニューには様々なものがあり、利用者はそれぞれが希望する体験メニューを選んでから宿泊場所を決めていくことになります。ただ、季節ごとに体験可能なメニューも変わりますので、必ず出かける前に電話をして、希望に体験が出来るかどうか確認する必要があります。他にも体験民宿では、自分の畑や目の前の海や山で採れたばかりの新鮮な素材を活用して特産品・加工品を宿泊者に直接販売してくれたり、自慢の郷土料理を夕食として提供してくれたりと魅力いっぱいです。
農山漁村は、生活の場であると同時に、訪れる者にとっては楽しい余暇空間でもあります。都市と農山漁村の交流の窓口となり、訪れるひとの旅をより感動深いものにしてくれる、それが農林漁業体験民宿なのです。
◆ グリーン・ツーリズムでは、訪れる人と、滞在先の人々との交流がとても大切なものになります。都市生活者にとっては、体験メニューを経験するにも、地元の人々の豊富な経験と知識に裏打ちされた手助けなしにはなにも出来ないことに驚くはずです。また、例えば米や野菜を作る農業体験では、種まきから収穫まで、一年を通じて地元の農家の人々との交流が生まれ、知らず知らずのうちに、体験者は第二のふるさとを見つけることにもなります。もちろん、「ただ田舎でノンビリする」という旅でもいいのです。都会の喧騒を忘れ、ゆったりとした自然の中に身を置いてみれば、新しい自分に出会えるかも知れません。都市に住む人々にとっては自然と触れ合うことで、心にゆとりを持てるようになる旅でありたいと思います。
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