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  ◆ 今夜は十三夜です。「十三夜に曇り無し」と言われるように、澄み渡った夜空に浮かぶ月は美しいものです。十三夜は「栗名月」とか「豆名月」と呼ばれていますが、神棚に栗や豆を供えることから来ているようです。今年は十五夜に月見をしたので、必ず十三夜にも月見をするものと決めていました。これは十五夜だけでは、「片月見」といって忌まれていたからです。
職場の服装も先月24日から夏のエコスタイルから通常のネクタイ姿に戻りました。暑い日もめっきり減り、代わりに冷気を感ずる日が増え、朝晩は寒いくらいです。夜の長さがやや長くなり始め、秋の七草も咲き揃ったようです。稲刈りも終わり、秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入り、野の花の数は減り始めていきます。博物館脇に植えてある金木犀のあの香りが漂い、刈り入れ後の田んぼを渡る風が頬をかすめた時、すでに秋の風へと変わっていることに驚き、景色も秋色一色になっていました。
◆ 気持ちは若いつもりで仕事に夢中になっていたのに、いつの間にか秋風とともに身体にも秋の風が吹き始めてきたようです。ぼやぼやしていると、人生なんてあっと言う間に過ぎ去ってしまいそうな勢いです。十三夜を愛でながら、身体にも心にも秋の風が様々な形で語りかけてくれるようです。
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