◆ 12日、町民ホールで新成人を祝う成人式が行なわれました。残念ながら成人式には出席しなかった身にとっては、特別な思いは全くありません。ただ、一人の留学生の言葉から成人式っていったい何のためにやっているのだろうかと疑問に感じてしまうのです。
この式にはモンゴルから東京の大学に留学しているソブダーも出席していました。中学時代に我が家の隣にある但東北中学校へ短期留学していた女子学生です。暮れから以前のホームステイ先に宿泊し、13日には東京に戻っていきました。式の後には博物館にも着物姿を見せてくれたり、ホストファミリーとソブダーの心遣いが伝わります。神戸新聞13日付の但馬版に、ソブダーが紹介されていました。
モンゴル・ウランバートル出身のソブドエルデネさんは、但東町成人式に振袖姿で出席した。1998年、モンゴルと交流のある同町で3ヶ月間ホームステイし、但東北中に通った。その後、ウランバートルの人文大学日本語学科に進み、昨年10月から東京都内の大学で日本文化などを学んでいる。「20歳の記念は但東町で」と思っていた。振袖は当時のホームステイ先の上田さんから借りた。「但東町の方言や風景が懐かしい。将来は言葉を生かして日本と行き来できるような仕事に就きたい」と話していた。
一部の出席者の中にはマナーができていない成人もおり、ソブダーにとってはせっかくの成人式が残念な思いが残ったようでした。「騒ぐだけなら、はじめから出席しなければいいのに」、本当にそう思います。成人の日とはいったい何なのか、こんな時だからこそもう一度考えてみることが必要だと思います。
◆ 新成人の未来観として全国ネット調査された結果が紹介されていました。自分の未来は明るいと考えている新成人は64.7%、日本の未来は明るくないと考える人たちは84.3%です。自分はバラ色でも、日本は暗いと考える理由として、世相の沈滞を反映しているようにも思えます。自立できない若者とも言われますが、多くの若者はそうではありません。自立できない環境を作ってきたのも彼らではありません。経済的に恵まれているけど、本当の意味では恵まれていない日本の若者たち。どうしようもない社会だと感じたら、未来のある自分からそんな閉塞感を叩き壊してほしいと思います。激動の年に迎えた成人式だからこそ、新成人には頑張って欲しいものです。
◆ 眠れずに夜中の2時半、木枯らし吹く外に出てみると、澄んだ漆黒の闇にポツリポツリと星座が現われてきました。坂本九が歌っていた「見上げてごらん夜の星を」・・・見上げてごらん、夜の星を、僕らのように名もない星が、ささやかな幸せを祈っている・・・・・。人の心も澄んだ空に満点の星のようにありたいものですし、きっと夜空はやさしく見守ってくれることでしょう。
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