昼ドラに同級生出演 
 vol.57  2003/1/8

 中学の同級生のメールで、先週6日から始まったTBS系昼のドラマ「またのお越しを」に同級生が出演していることを知りました。俳優になっていることは、昨年教えられて知っていましたが出演している姿を見たのは今回が初めてです。残念ながら主役ではありませんが、レストランのソムリエ須藤という役で、ドラマのキーマンになっています。毎日見ることはできませんが、水曜が休館ですので、毎週楽しみにしています。深く刻まれた顔の皺を見ながら、中学時代のことを思い出しています。

 ドラマは原千晶演ずる帝鴎ホテルのウェイトレスから総支配人に抜擢されて、廃業寸前のホテルを建て直すドラマです。ドラマの舞台は、格式ある今は落ちぶれた田舎のホテルです。そこにいるのは融通の利かない頑固な支配人や、一癖も二癖もある従業員ばかり。キャリアの全くないレストランで働くウェイトレスが総支配人になり、人一倍の優しさと魅力的な行動力で体当たりしていく爽快感が残る番組に仕上げられています。
 伝統あるホテル再建のため、レストラン従業員から総支配人に抜擢され、ベテラン支配人やお目付け役や抵抗勢力とどう折り合いをつけ、ホテルを改革していく姿はどこかの世界のようでもありますが、ドラマはさわやかで微笑ましく、愚直なまでのヒロインが印象的です。「無知は努力でカバーしていきます」という言葉が耳に残ります。

 大手企業を中心に強く吹き荒れるリストラの嵐。バブルの問題は、誰も責任を取らず、一攫千金を楽して儲けることしか考えなくなった社会のツケが、今の平成不況の元凶だと思うのです。努力するより楽することを権利と勘違いした人間がまともに勉強するはずがありません。能力もなく、利己主義が横行したバブル時代。そしてバブル崩壊後は自分勝手な権利の主張、義務を放棄する無責任な企業体質。大学院は就職できない多くの就職浪人の一時待避所と成り下がっている現状。
 こんな現状の中で、全く経験のない人を雇うよりは経験者を採用したほうが効率がいいことは当たり前のことです。でも、新しいものを生み出すような人材において、世間の常識やマネジメントなどは一切通用しません。そこでは、プロジェクトのリーダーは存在しても、管理のためのマネージャーは不要なのです。それを必要とする職場であれば、それは元々新しいものを生み出すような集団ではないということです。そこでは、人生の先輩や後輩という関係があったとしても、上司と部下という関係ではなく、同じ対等な仲間なのです。言い換えれば、上司を必要とする職場には、新しいものを生み出す創造力に欠ける人たちの集まりに過ぎないということです。
 所詮は昼のドラマと笑う人もいるかも知れませんが、同級生の活躍している姿に胸躍る自分であることに気がつきます。ホテルのあらすじとバブル崩壊後の現代社会が重なって見え、かつ同級生の頑張りを誇りに思います。メールで教えてくれた同級生にも感謝です!!