◆ ようやく夏の暑さから解放されたと思っていた矢先、病院から突然の入院の連絡。9月から入院の予定をしていたとはいえ、いざ連絡が入るとオロオロするものです。あの仕事もやらなければならない、あの人に連絡を取らなければならない、何日までやることがある等々、次から次に片付けなくてはならない問題が脳裏をよぎってきます。結局、何もできずにそのまま入院することが多いのですが・・・。
今回は6人部屋の相部屋で、いずれも年配の方たちばかりです。何度入院しても、病院の雰囲気には馴染めず、あちらに行ったりこちらに行ったり落ち着かない毎日です。ある程度の割り切りは必要でしょうが、入院そのものが束縛の多い生活です。特に症状が回復に向かない場合、ついつい滅入ったり、イライラするものです。今日は月初めの月曜ということもあり、窓の外に見える駐車場は早朝からいっぱいになっています。
◆ 今回は治療に専念することが目的です。一般の人よりも血小板が極端に低く、治療を受けることによって更に低くなる可能性があり、場合によっては治療の中止さえあると聞いています。10年前にも同様の治療を受けましたが、新しい併用薬も見つかり、チャンスがあれば是非とも試してみたいと考えていました。当時、ニューヨークに住んでいた知人の医師から最新治療法を聞いていたせいもありますが、一刻も早くやりたいと常々願っていました。様々な条件のクリアが必要だったでしょうが、昨年12月の検査入院からすれば、少し遅かった気もしています。いろいろなリスクが大きかったからこそ、時間もそれ相当に検査に費やされたことは、その後に知ったことです。今回は、血小板が少ないこともあり、リスクを考えて通常よりも単位の少ないものを使用するそうです。2週間は毎日連続投与、その後は週3回を24週間。約半年に及ぶ治療の始まりです。
◆ 入院する当日も事情を知らない職員から、「金津さん、顔色がよく健康そうですね」と声を掛けられ、その1時間後には病院のベットの上です。確かに会う人の多くは、病気だとは誰も気がついていないようです。これが幸か不幸か分かりませんが、体の中は徐々に蝕まれているのですから、なんて非情なのかと思います。どうせなら、もっと病人らしい顔をして振舞ったらいいのでしょう。健康なときには、健康が当たり前だと信じていたのに、実はそれは大きな錯覚だったことを悟りました。自分で当然と思っていた生活ができなくなったことを悔しいと思う時期もありました。人に個性があるように、この病気と付き合う生活も自分の個性なのだと考えています。病気を抱えて生きていることで、妻や子どもたちの手を煩わせています。そんな家族への思いに対して、病気に負けず生きていくことだと信じています。そのためにも何事にも果敢に挑戦する気持ちを持ち続けたいと思います。病気だからといって逃げるのではなく、病気でもチャレンジする気持ちは忘れないようにしたいと思います。しかし、病気になって努力するだけでは乗り越えられないものもあることを知りました。これからも病気にまっすぐ向かい合って生きていきます。いよいよ来週から本格的な治療が始まります。HPの更新もしばらく滞りますが、退院後の体調がいい時期を見計らって再開したいと思います。よろしくお願いします。 |