かわら版「七つ森通信」の発行 
 vol.28  2001.9.13

 かわら版「七つ森通信」の発行といっても、前回(2001年8月)までの「どんぐり通信」を改定したものです。当初は新しい土地での田舎暮らしについて綴りたいと考えていたのですが、思うように書けません。もっと書きたいことが山ほどあるのですが、地域の固有名詞があまりにも多発してしまい、少し差し障りや問題があるので、今回からこれまでの様々な土地での思いを新たに綴ってみようかと思います。 

 我家の南側には標高664mの「東里ケ岳」がどっかりと鎮座しています。見る場所によっては山の形も大きく変化し、我家からはコブが七つ並んだように見えるところから勝手に「七つ森」と呼んでいます。宮沢賢治の作品集にも出てくる山の名前ですし、宮城県に住んでいたときにも「七つが森」を遠くに眺めて育ったこともあり、個人的に気に入っている景観です。そこで今回からは名前も「七つ森通信」と変えてみました。安直第一のホームページなのです。

 覚えていますか。40年ほど前、鉄腕アトムが活躍した未来の街角を。大人も子どもも、明日を信じていた頃の「未来」が、そこにはあったのです。夢があったのです。そして、現代。あの頃の「未来」はもはや「今日」。漫画のようにはいきませんでしたが、ずいぶんと夢は現実になりました。コンピューターは職場を変え、子供たちの友達となり、インターネットは世界中の出来事を瞬時に伝えてくれます。地球がどんどん小さくなっている気がします。

 チョット昔のヒット曲に、「もしも私が家を建てたなら・・・小さな庭と暖炉が・・・」という歌がありました。当時は若い女性がけっこう歌っていたのが印象的でした。その世代の女性たちも、結婚して実際に家庭を持つようになりました。高度成長時代、家は機能優先、通勤・通学の利便性が最優先で、家族の憩う場所というよりは、企業戦士の寝床も同然でした。そして、親子断絶、積み木くずし、家庭崩壊、バブル崩壊、逆ギレの若者、「荒れる季節」が訪れ、家庭というものの重要性が再認識されはじめたのです。学生時代に持っていた「根拠のない自信」や「勢い」とか、社会に出てみると、そういうのは全部失ってしまいそうな現代社会です。