入院生活 
 vol.19  2000/9/11

 やはり9月になると朝晩は涼しくなりましたが、それでも今年は猛暑の影響か9月前半まで日中は30度を超す日が続いていました。名ばかりの秋です。ここ数日は珍しく雨模様なので、読書の秋でも楽しもうかと考えるのですが、ベットの上では20分もゆっくり読めません。気が付いてみると、本を枕にというケースが多いようです。入院したことによって、思う存分に読書ができるかと思うとそんなに読めるわけでもありません。病室は午後9時に消灯ですが、その後もベットのカーテンを閉めて、読書をしたり、パソコンを使ってホームページを更新しています。パソコンの液晶画面につられてブーンと一匹の虫。ちょこんとパソコンの上に止まり、左から右へと行ったり来たりしています。よく見ると、小さなコオロギです。コオロギが飛ぶとは今まで知りませんでした。そんなわけで、この博物館通信もコオロギと作ったようなものです。その後、コオロギはベット脇の洗面台の穴へ消えていきました。

 入院も2週間が過ぎ、一旦は検査結果も良好だったのですが、先日の検査では悪くなった前回とあまり変化せず、退院はもう少し先になるのかなと少々不満。午前中は点滴と注射、午後は静養という繰り返しです。それと点滴が終わった後に、掃除会社の方からパソコンをしているせいか「入院しながら金儲けができていいですね」と言われ、憤慨しています。悪気があって話したわけではないでしょうが、気が滅入っている患者にとっては追い討ちを掛けるような仕打ちです。好きで入院している患者など誰もおりませんし、少しでも入院生活の短調さを紛らせたいと思うのですが・・・。かりにも医療の現場で働いている人の意見とは到底思えません。毎年、入札をして掃除会社を選ばれているとのことですが、価格競争が意識の低下まで招いているのでしょうか。