◆ この広い日本、どこで暮らしたらいいのか、大きな選択だと思います。100万ドルの美しい夜景の見える丘、山奥の一軒家、またはコンクリートジャングル。地価の高低はいわば万人の価値観で決まってしまい、おもに交通至便、経済活動有利など地の利の判断の平均値ではないかと思うのです。でも自分たちの暮らす場所くらいは、自分の感性と生き方の方針を大切にすべきではないかと最近考えています。そして都会で暮らすのか、近郊の田園都市に暮らすのか、海辺の港町なのか、山間の静かな町に暮らすのか、それは生き方の姿勢に合っているのかどうか、こういうことによって選択されるべきではないでしょうか。田舎暮らしですべてを満足させることは困難かもしれませんが、自然環境と自分たちとが、どのようにかかわりをもっていくべきなのかという生き方の姿勢に照らして選ばれるべきだと思います。そして日々の暮らしに何を大切にしていくかが問われてくるのではないでしょうか。
◆ 但東町は兵庫県北部の但馬(たじま)と呼ばれる地方に位置する山里ですが、最近では都会から移り住んで「田舎暮らし」を満喫する人たちが増えてきています。のどかな山村風景の広がる町内ですが、大阪・京都・神戸市内のいずれからも僅か2時間圏内になりました。これからの時代は、田舎暮らしにあこがれる人たちはどんどん田舎に暮らし、都会暮らしにあこがれる人たちもどんどん都会に出て行く時代ではないかと思います。そして、お互いにそれまでの暮らしでは見えなかったものが見えてくることと思います。これまで当たり前であったことが、当たり前ではなくなります。田舎暮らしといっても、都会と断絶することと考えずに、もっと気楽に考えて田舎暮らしを楽しみ、マイペースで仕事をして、たまには都会へ出て気分転換することが、長続きするコツではないかと思います。自然の多いなかで暮らすのですから、自然体で暮らしてみませんか。そして、せっかくの人生ですからもっと素敵に暮らしてみたいものです。(00.8.7) |