第18回逆手塾in丹後大宮/村おこし全国交流会 
 vol.15  2000/6/15

 逆手塾って知ってますか?実は私自身もあまり知らないのですが、隣町で元気で活躍されている「村おこしリーダー」から案内をいただいて参加してきました。「過疎を逆手にとる会(過疎逆=カソサカ)」なる会で、これまでは広島県総領町で17回まで開催されてきたそうです。今回初めて総領町を出て、京都府の丹後大宮で開催されました。6月10日と11日の1泊2日、熱い交流会から何かを掴んで帰られた方が多かったのではないかと思います。名前からして怪しい雰囲気ですが、参加して感じることは会を介して教えられるものではなく、かつ与えられるものでもなく、何を掴もうとしているのか、何を受け取るかは本人次第なのではと・・・。

 過疎塾が大宮町の事例として「小町公園に観光客を年間25万人呼び寄せる法」を伝授しようと試みられた。ここは絶世の美女小野小町が亡くなったという伝説の地です。美女の里、小町公園には過疎塾の会場となった「小町の舎」、展望台のある芝生公園、日本庭園、蕎麦屋などがまとまって配置されています。コンサルタントの肝いりで20数億円をかけて整備されましたが、利用者1500人という驚くべき数字なのです。個人的にはコンサルなんて大したものでもないのに偉そうな御託を並べているだけで、自分たちが実践するわけでもないだけに、収支計算などをみても都合のいい解釈をしているケースばかりです。責任がないだけに、好き放題に言いっぱなし。保険ではないですが、コンサルの言う通りに事が運ばなかった場合には、それがしのペナルティーを貰ってもいいのではないかと思います。そうなれば基礎調査もしっかりやるでしょうし、もう少しまともな仕事をするのではないかと思います。うさん臭いコンサルが実に多過ぎます。

 小町公園もコンサルの試算では年間利用者25万人とされたのですが、結果的にはひどいものです。素人でも25万人は到底無理だろうということは容易に想像がつきます。コンサルに翻弄された小町公園なのですが、依頼者としての大宮町、いろいろなものが空回りした結果とはいえ、産業廃棄物同然の施設に愕然としてしまいます。とはいえ、この利用方法について再検討を加え、今後のソフト面充実に期待したいものです。そのための第一歩としての逆手塾だったと思います。でも、逆手塾が問題を解決してくれるわけでもなく、そのような実践例を持たない人たちに期待するのはおかしな問題です。誰かが助けてくれるわけでもなく、自分たちの頭で考え、自分たちの体で実践していくほか本当の方策はないものと思います。逆手塾も今回初めて総領町を出て、大宮町で開催できたことはとりもなおさず関係者の「村おこし」にかける一途な思いだったことを察することができました。開催までには色々なシガラミの中で右往左往していたことも聞きました。北近畿で最も熱い人たちのいる町、そんな気がしました。

 全国から約150名の元気者が集い、お互いこの元気をもらって各地域に戻り、また頑張っていくエネルギーにしていくのだと思うと不思議な感覚を覚えます。歌あり、報告あり、個別協議あり、交流会ありと盛り沢山でした。今日、この逆手塾を作ったという総領町の和田さんからハガキが届いていました。「モンゴルから何をうけとるかは、本人次第。カソサカからも同じ、できればプラスになる方向で、受け止められる自分になりたいものです」「花を華にする人がいる」、ハガキにはそう書かれていました。

 
 大木さんの基調報告  「ザ・わたしたち」コンサート