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◆ ビートルズの最後の出演映画となった「レット・イット・ビー」の主題歌。「私が悩みごとに出逢った時・・・・・」聖母マリアが私のもとに現れて、知恵ある言葉をかけてくださる、「あるがままに」と。社会に出て、この言葉のように生きようとしてきました。しかし社会はそんなに甘いものではありませんでした。ドリス・デイの「ケ・セラ・セラ」という訳にはいきませんでした。幾度となく挫折を経験し、その度に何とかなるさなどと軽く考えていた若い時代。あれからどれだけ時間が経過したのでしょうか。気がつけば、何ともならない厳しい社会に放り出されていました。
「レット・イット・ビー」
傷つき打ちひしがれた人たちが この世界で手を取り合えば
きっと答えが見つかるだろう あるがままに
たとえ今は別れていても いつか会える日がやってくる
きっと答えは見つかるだろう あるがままに
雲が夜空を覆っていようと まだボクを照らしてくれる光はある
明日まで輝き続けてほしい あるがままに
◆ 古くから貿易港として栄えるリバプールに1950年代、若い船員たちが持ち込むアメリカのR&Bをベースに独特の素朴な音楽、マージー・ビートが生まれ流行していました。ビートルズもそんな動きの中から出たバンドだったのです。マージーはアイリッシュ海へと注ぐ川の名前です。ビートルズを聴くということは、自分の中にある昔の一部に出会うことです。若い頃の情熱や感動がよみがえります。
中学時代、ビートルズが好きだということは、不良だと言われることでした。今考えてみれば馬鹿げた話ですが、当時の学校は長髪でやかましいエレキギターを弾くこと自体が保守的な大人たちにとっては驚嘆そのものでした。今では音楽の教科書でビートルズが堂々と紹介される世の中です。そしてビートルズでさえ、古典となりつつあります。新しいものに拒絶反応は常につきものです。ビートルズを聴いて眉をひそめた大人たちも自分たちの不明を恥じていることでしょう。わが息子たちの聴いている音楽にも、好きになれるかどうかは別として、聴きもしないであれこれと批評することは避けようと思うこの頃です。
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