アジア・グリーンロード運動支援大会 
 vol.57  2001/2/5

 中央アジアに緑を〜くらしの中の小さな一歩が砂漠化を防ぐ〜と題して、コープこうべの会員を対象として1月19日、生活文化センターで開催されました。アジア・グリーンロード運動とは、地球規模での環境悪化が重要な問題になるにつれ、会員から「身近なところだけではなく、地球規模のグローバルな視点からも環境を守る取組みを行っていく必要があるではないか」という意見が交わされています。かつて2回の植樹団や調査団を派遣してきましたが、今度は兵庫県や神戸製鋼所と共同で支援活動をしてきました。ウランバートルのボグド山への植林や育苗技術を支援しているようです。

 今回のプログラムは、下記の通りです。
 @ モンゴル民族博物館金津匡伸「モンゴル国の自然と遊牧騎馬民族のくらし」
 A 在日内モンゴル自治区留学生「モンゴル民族の歌・舞踊・馬頭琴演奏」
 B モンゴル国自然環境省ドルジンスレン氏「モンゴル国の森林焼失の実態と森林再生計画」
 C 兵庫県環境局吉田義明氏「植林と育苗技術支援の取組み」
 まず植林運動として取組まれる前に、支援しようとする国に関しての知識が少し貧弱という印象を受けました。専門的なことはよく分かりませんが、援助活動について個人的に考えさせられる一幕でした。以下は参加者が書かれた感想を、主催者側から送られたものをそのまま掲載します。

◎ グローバルな考えでこれからは人間対人間で環境問題を考えていかないと子供たちの将来が不安です。木を育てるのは年月がかかります。これからも温暖化にむけ、商売しないと成り立たないのは分かるが、巷で言われている神戸株式会社にならないよう、目に見える今ではなく、将来の子孫のために計画性をもって木を育ててください。

◎ 今までモンゴルという国を先入観、それも間違った先入観を持っていたと思う。今日参加してみてモンゴルの本質を少し理解できたと思う。援助にしても、その国の事情や国情をよく理解していかなくてはと思う。

◎ はっきり言って、今日は何が何だか分からないまま出席しました。しかし、色々と聞き、すごく大事なことだと思いました。モンゴルだけではなく、地球はひとつと言われていましたがその通りです。皆で取組んでいかなければならない問題だと思います。モンゴルってどんな所なのか、まずはモンゴル民族博物館に行ってみたいと思っています。今日はすごく勉強になりました。知人にも今日のことを話そうと思います。

◎ 金津さんのお話には学ぶべきことがたくさんありました。日本人がモンゴルに住み、体験された内容には説得力があり感動しました。自分の生き方を見直さないと感じた次第です。

◎ モンゴル、遠い遠い国、私には一生関わりのない国だと思っていたが、だんだん身近な国になってきた。もっとモンゴルという国を知りたくなりました。今回の講演で一番心に残った言葉は「援助公害」でした。一方的に物資を送るのではなく、相手の国のことを理解し行動していかなければいけないと思った。「〜してあげる」という気持は一番危険なことだとしみじみ考えさせられた。金津さんの話をもっと聞きたかったです。

◎ 金津先生の講演によると、援助するときは相手の立場またお金や物だけではなく、どのように役立ち届けられているかをしっかり見届ける必要があると思った。自然はゆっくり確実に再生するので、支援による植樹は大切である。とても示唆に富んだ良いお話でした。

◎ 学者が机の上での知識としてのお話ではなく、実際にモンゴルで勤務なさった方の経験からの話で、私たちの薄っぺらな援助を考えさせられました。ドルジンスレンさんのお話でもありましたが、森林の大切さまた自分の国のことではないとは考えられず、地球全体が自分のこととして考える必要を痛感しました。

◎ 金津さんのお話でモンゴルでの生活がどうかと言うことがより詳しくお聞きできてよかった。また、コープ委員研究等で但東町の日本・モンゴル民族博物館へ行けたらよいと思いました。馬頭琴の演奏も聞き見ることもできて良かった。もっとモンゴルについて勉強してみたいと思います。これからもコープこうべとモンゴルとのお付き合いが続けられますように頑張っていきましょう。またこのような企画をお願いします。

◎ 今までモンゴルという国があるということぐらいしか考えたことがありませんでした。最近、NHKの調査団の方の事故を知り、今日、金津氏のリアリティなモンゴルの生活を聞いて、改めて自然に恵まれた日本の国で快適な生活をしている幸せを感じています。同じ地球に住んで恵まれている人は、不自由な生活を強いられながら自然を守ってくれている人の多くいることを感謝し、もっと大きな援助活動を広げていくべきだと思いました。

◎ モンゴルは中国とロシアにはさまれた国だとは分かっておりましたが、民族性、国の内情が分からなかったので、この会に出席してお話(金津副館長)等を聞き、とても良い話だったと思います。どうも有り難う御座いました。