新「豊岡市」発足 
 vol.140  2005/4/1

 四季の中でもとりわけ春が好きです。ほおをなでる夜風の冷たい空気の中にも、ふとポカポカするものを感じると、ジョギングする足どりまで軽くなります。「旅立ちの春」 というように、新しいスタートを切るには最高の時ではないでしょうか。人生においても、仕事においても、自分がその気になればいつでも新しいスタートが切れる春からなんだと勝手に思います。やっぱり、春が一番です。

 但馬各地で市町合併の論議が高まり、平成の大合併の中で新豊岡市が誕生しました。市町村合併を推進してきた合併特例法が3月31日期限切れとなり、同日までに都道府県に申請し06年3月末までに合併する市町村を総務省が集計した結果、1822に再編されることが確定しました。兵庫県内では一日、朝来、淡路、豊岡、宍粟市と香美町の4市1町が発足。06年3月末までに29市12町となります。  
 兵庫県内では99年4月に篠山市が発足し、22市66町となっていましたが、昨年4月1日に養父市、同11月に丹波市、今年1月に南あわじ市が発足。05年度には、6市45町が10市5町に再編され、市町数は二年間で半減することになります。 美方郡浜坂町と温泉町による「新温泉町」や洲本市と津名郡五色町による新「洲本市」は、議会の反発などから一時は期限内の発足が危ぶまれましたが、05年度の合併にこぎつけています。 一方、赤穂市と赤穂郡上郡町、相生市と上郡町の各合併協議会は協議が進まず、期限内の合併を断念。神崎郡福崎町、同市川町はそれぞれ他町で行われた住民投票の結果、単独での町運営を続けることになりました。

 新市町の相次ぐ誕生で県内地図は一変しました。豊岡市など1市5町で発足する新「豊岡市」の面積は神戸市を抜き、県内最大です。 05年3月末を期限とする市町村合併特例法により、合併市町村だけが発行できる有利な地方債(合併特例債)や議員の任期・定数の特例など、手厚い支援措置で強力に進められた気がします。99年4月1日に合併し初めて特例債の適用を受けた兵庫県篠山市が第1号です。特例法期限までに都道府県知事に申請し、06年3月末までに合併する市町村は同じ特例が受けられるのです。3200以上あった市町村数は来年3月末には1822にまで再編されます。

◆ 豊岡市の人事異動のマスコミ発表も3月8日に部課長級124人、その後に課長補佐級以下の発表が続きました。新市の正職員数は1069人で、これに嘱託や臨職の人たちが配置されます。人口9万3千人では平均的な職員数のようです。組織機構は13部局34課78係で、本庁に651人、総合支所に291人。各支所には総務課長や市民生活課長らが置かれ、住民票や戸籍の交付、水道料金の支払いや福祉相談などの窓口業務はそのまま引き継がれました。
 博物館は豊岡市教育委員会文化振興課の所属となり、午前11時から辞令を受けに本庁へ・・・。お互いの顔と名前が一致せず、いつもと勝手が違う変な違和感を覚えるものでした。