◆ 普通であれば好きな本を読んだり、家族と一緒にのんびりと旅行に行ったりして、平凡なサラリーマンで終わるはずだったのに、いつのまにか博物館の道に入ってしまいました。ひとりの中学校教師との出会い、モンゴルとの出会いがわが人生を思わぬ方向に向けさせてしまいました。人生とはいったい何が起こるか分からないものだとしみじみ感じています。しかし、そのおかげでどのくらい素敵なミュージアムと出会い、またどのくらい素敵な人々に出会ったのか分かりません。このホームページに収めた様々なエッセイや博物館を開いてしまった経緯、そこで経験した様々なエピソード、博物館を通して感じた個人の思いなどを綴っています。
◆ このホームページも今日で丸4年になりました。これまでに何度か大きなリニューアルを繰り返し、先月で15万人目のアクセスを記録しました。ヤフーで紹介され、日に1000件・1500件とアクセス数を記録し、巨大プロバイダの凄さを感じました。それまで多くても日に100件程度のアクセス数しかなかったのに、次々に増えるアクセス数とメールの数に少々疲れてしまいました。小まめに返信していきますが、全ての人に対応するには所詮は無理な話です。特にキリ番になった人からは、「何かプレゼントしてくれ」とかホームページの御丁寧な(辛辣な)評価を書いたメールを送られてくることもしばしでした。そんな行為に疑問を感じ、今回のリニューアルと同時にカウンターを削除しました。個人にとって少しでも「田舎の小さな博物館」を多くの人に理解してほしいというだけの思いだったので、これからはあまりアクセス数を気にしないで楽しいホームページ作りに励もうかと思いを一新したところです。
あらためて読み直してみると恥ずかしい文章のオンパレードで、穴に入りたい気持ちです。しかし、博物館にまったく関係のない世界から足をいれ、ミュージアムが「現代の私たちのあるべき姿、ひいては
人間社会の進むべき将来を考えていく施設」だということを知った私のささやかな経験をホームページを通して知ってほしいと念じてきたところです。
◆ モンゴルで生活していた頃、部屋に飾る一枚の絵を求めてアートショップに通いました。モンゴル草原が緑に萌え始めた季節を描いた作品が気に入り、額のないままモンゴルの自宅玄関に飾っていました。その後も殺風景なモンゴルの冬を過ごす楽しみとして、部屋の印象を変えるために油絵や水彩を求めてウランバートル市内の画家宅を訪問しました。当時は、個人的に絵が好きというわけではありませんが、モンゴルでの生活をエンジョイするための手段だったのかも知れません。徐々に画家や博物館・美術館関係者と知り合ううちに、日本人のモンゴル文化に対する認識の低さを痛感しないわけにはいきませんでした。気がついた時には個人の家で保管できないほどの民族資料の山に家族から呆れかえられる始末でした。
なお、私は博物館について専門的な勉強をしたわけでもなく、学芸員の資格を有しているわけでもありません。そんな私が博物館を開くことになってしまったのですが、その経緯や様々なエピソードを、そして博物館を通して考えたことなどをこのホームページに綴っていますので是非とも参照していただければと思います。ともあれ、、田舎の小さなモンゴル博物館にもそれなりの役割があり、生涯学習の拠点施設であり総合的な学習の場としての博物館の姿があります。 |