あいさつ



 地域の博物館や美術館はさまざまな学習素材の宝庫です。言い換えれば、総合学習のできる場です。当館はモンゴルや郷土「豊岡市」の歴史・民俗等に関する資料を保存・展示、または普及教育や国際理解学習の地域拠点としての博物館運営に努めております。これまで全国から30万人(開館10年)を超える数多くの人たちにご利用いただいてきました。モンゴルや諸外国からの視察団もお迎えし、地方における国際交流のあり方や国際理解学習の先進地として注目され、地域においては文化活動の拠点作りを目指してきました。

 現在、学校教育が大きく変わろうとしています。博物館もその役割を担うことが期待されています。これまでにも博物館や美術館を利用した「学社融合」「博学連携」が推進・展開され、一般的には一定の成果も得てきました。しかし、現状は教員の社会教育に対する見識の低さ、博物館の普及教育に対する軽視など相互の閉鎖性が指摘されてきました。これらの反省を踏まえて、より学びやすい博物館づくりが各地で進められています。当館でも子どもたちが博物館を身近な存在として感じられる出前授業を積極的に展開しております。展示資料を見て触れて、博物館職員への質問も直接できるとあって、京都府や兵庫県内を中心に好評を博してきました。博物館の学校利用をより効果的に促進していく上で、子どもたちだけでなく直接対応いただいた教員の理解も博物館の有効利用に役立っていると考えています。今後も博物館を活用した授業や、地域社会でさまざまな体験活動の機会を意図的、かつ計画的に提供する必要があると考えます。

 博物館も新しい役割を担う時代を迎え、「新しい体験の学び」として、従来の方法とは違う博物館の活用を積極的に考えていきたいと思います。そのためにも、私たち職員一同は、これからも一致協力して、魅力的で開かれた博物館となるよう努力してまいる所存です。この私的HPを通して、当館の運営についてより一層のご理解をいただければ幸いです。


                日本・モンゴル民族博物館
                         館長   
金津 匡伸

 日本・モンゴル民族博物館は平成8年11月に開館しました。平成18年には常設展示も大幅に変更し、未公開資料を数多く展示しております。