信任状奉呈式 
 vol.32  新大使が着任すると、任国元首に信任状を渡します

 大使が変わると、任国の元首に信任状を渡さなければなれません。信任状は天皇陛下の真筆で「裕仁」と書かれ、大きな御璽が押されています。大使着任前に外交文書として届き、大使着任後に任国元首に手渡されます。ここから初めて信任された大使として外交活動ができます。
 大使を乗せた車輌は政庁東側から入り、儀杖隊が待つ場所まで歩きます。在勤中に3人の大使に仕えました。一人は赴任まもない頃の高瀬大使、二人目は末沢大使、三人目は蓮見大使です。信任状の奉呈は蓮見大使のとき一回限りでした。大統領執務室では蓮見大使からオチルバト大統領に信任状が手渡されます。部屋は政府庁舎の3階(4階だったかも?)で、正面にスフバートル広場が見えます。その後、控え室で出席者全員でオチルバト大統領との歓談があり、最後に全員で記念写真撮影です。大統領から歓談中にモンゴルチーズのアロール、飴などを直接いただき、甘いコーヒーを頂きながら和やかに談笑。大統領は館員への気配りも忘れず、気さくな紳士といった感じでした。初めての体験にやや緊張しながらも、なかなか体験できないことに立ち会うことができました。

政府庁舎東側に整列 政府庁舎東側より政府庁舎へ
儀杖隊整列 日本大使館前で記念撮影